未来絵日記
「ーーなんで、あんたが栞をっ」



ルミの焦りようーーに、周りが見てる。



「あれ?
なんで、動揺してんの?
もしかしてっ」


動揺すればそれだけ怪しく見えるのに、ルミはバカだ。


「ーー私は悪くない!私は」




否定すればするほど、怪しく見えるのに。


ルミは気づいてる?



「ルミ落ち着きなって、あんたーーまるで犯人みたいだよ」



私がそう口をしたら、クラスメートが灰色の瞳でルミをみた。



その後ーーーールミが突然啖呵切った様に話し始めた。





「仕方ないじゃない!!
邪魔だったんだからっ。
要らない物は、捨てればいいの!
私みたいにね」



ルミが小さくなった消しゴムを、外に放った。


「小さくなったカスに、使い道なんかないのよ。
栞みたいにねっ」



そう、ルミが口にした時ーーーー。


ルミの身体がグラッ、と揺れた。


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