未来絵日記
「転校ばかりで友達ずっといなかったんだ。」


こんな時に走馬灯ーーーー?



「そうなの?じゃあ、私が友達になってあげる。私達ずっと一緒だよ!」





栞は転校してきたばかりで、友達がいなかった。
さみしそうな栞に声をかけて、喜ばせてーーーー都合が悪くなったら、要らない物と決め込んで、裏切った。




私ーー最低だ。




栞ーーごめんね。
地獄でも"友達"だよーー。



そう口にしたら、栞が優しく微笑んだ。



その笑顔を見て最期ーーーー
燃え移り、小屋が丸ごと燃えて無くなる姿を見た。


まるでーー生きたまま焼却炉で燃やされた気分だ。



暑さだって分かる。





暑い、助けて!!
苦しい!!






私だって苦しいよーーーー。



だけどーーこれは私達が背負わなきゃいけない"十字架"だ。



十字架を背負い生きるーーーー。



地獄の狭間で君が、
笑ったーーーー。





END

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