ハツコイ
〜〜♪

けたたましく鳴り響く音で意識を覚ました。

夜勤明けの月曜日。

寝ぼけた眼を持ち上げ頭上の時計に
目を向ければ午前9時半過ぎ。
まだベッドにダイブしてから2時間半しか経っていない。

少しずつ覚醒し始めた頭を起こし
未だ煩く鳴り響く携帯を手探りで探して
耳に当てた。


「ぁい…もしもし…」
「…けて」
「…はぃ?」
「つけて!テレビ!今すぐ!」
「…はぁ?テレビ?てか私夜勤明けで…
今寝てたんだけど」


電話の相手は友人で有無を言わせないオーラを
携帯越しに感じ言われるがままテレビをつけた。
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