ハツコイ

「では、こちらにサインをお願いします」
『はい、ありがとうございました。』
「またのご利用お待ちしてます！」


手早く荷物を運び入れてもらい、
見渡す限りの段ボール箱。


『はぁ…頑張ろ』


とりあえず直ぐに使いそうな物から開封しようと思い、
箱を確認しているとインターホンが鳴った。

覗き穴から確認すると、そこにいたのは景都。


『景都？なんで？』
「手伝いに来たぞ、秋生から連絡貰った」


どうやら自分がいない間、
私1人に任せるのは申し訳なかったらしく
景都に手伝いを頼んでいてくれたらしい。