ハツコイ
「見られたらマズイもの?」
『ッ違…うよ』
「ふーん…」


疑わしそうに私を見ると一気に袋の口を開けた。


『あッ』
「これ…ゴム?しかもこんなにたくさん」


顔から火が吹き出しそうだった。


『それは景都がッ「ごめんね、妃里さん」
『え?』
「最近忙しくてなかなか出来てなかったから…
でも、今日は一日オフだから。」


"ね?"と首を傾け甘く微笑む秋生くんに
身の危険を感じ、後退りすれば
"逃がさない"と言わんばかりに掴まれる腕。

グイッと引き寄せられピッタリ重なる身体。
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