私に恋を教えてください
凌平はずっと迷っていて、それでも自分のやりたい事の為に独立を決意した。
けれど、独立するまで自分を育ててくれたのは侑也だと分かっていて、その事がずっと気になっていたのだ。
「私はそんなあなたが誇らしいわ」
──俺に付いてきてくれるか?
そう言った凌平についていく事を、由布もその時は、迷って迷って決めたのだ。
私も、吹っ切れたのよ。
そして今日は彼の前に堂々と立てた。
そんな自分を誇りに思う。
「帰ったら忙しくなるな」
凌平もいい仕事が出来たようだ。
その顔を見て、由布も嬉しくなる。
しっかりサポートしなくては。
「そうね、お式の日取りも決めましょうか?」
凌平が、んっ?と笑顔になる。
「ついに決心してくれたんだな」
「コンベンションの後に返事をすると言ったでしょ?」
「まあ、そうだけど。俺はそんなに焦っていなかったけど……」
「あら、じゃあ止める?」
「待て!な、わけないだろう!どれだけかけてお前を口説き倒したと思っているんだ、全くもう。大事にするから。ずっと側にいてほしい。」
「ずっと側にいるから。」
凌平からくれる思いを、またそれを返せる幸せを、由布は噛み締めていた。
けれど、独立するまで自分を育ててくれたのは侑也だと分かっていて、その事がずっと気になっていたのだ。
「私はそんなあなたが誇らしいわ」
──俺に付いてきてくれるか?
そう言った凌平についていく事を、由布もその時は、迷って迷って決めたのだ。
私も、吹っ切れたのよ。
そして今日は彼の前に堂々と立てた。
そんな自分を誇りに思う。
「帰ったら忙しくなるな」
凌平もいい仕事が出来たようだ。
その顔を見て、由布も嬉しくなる。
しっかりサポートしなくては。
「そうね、お式の日取りも決めましょうか?」
凌平が、んっ?と笑顔になる。
「ついに決心してくれたんだな」
「コンベンションの後に返事をすると言ったでしょ?」
「まあ、そうだけど。俺はそんなに焦っていなかったけど……」
「あら、じゃあ止める?」
「待て!な、わけないだろう!どれだけかけてお前を口説き倒したと思っているんだ、全くもう。大事にするから。ずっと側にいてほしい。」
「ずっと側にいるから。」
凌平からくれる思いを、またそれを返せる幸せを、由布は噛み締めていた。