私に恋を教えてください
須藤が近づいてくるのに、柚葉はそっと目を閉じた。
唇が重なり緩く舌が絡みあって、背中がぞくぞくして。

須藤は本当に無理はしないで柚葉の様子を見ながら、少しづつその愛撫を深くしていく。
何度も何度も肌に触れて、柚葉の声に甘さが混じるまで。

柚葉は自分の身体に何度も触れる、須藤の指や素肌や肌を辿る髪先や唇、舌先……その全てを感じていた。

「気持ち……いいです……」

そう須藤に伝える柚葉の声に甘さがある。
「そう。良かった……」

その時須藤の唇が、柚葉の胸の先端に触れた。
「ん、あ……っ……」

今まではとは違う感覚に、柚葉は身体がびくっとしてしまうのを止められない。

須藤は最初は優しくキスするように唇で触れていたけれど、それを口に含んでしまう。
温かい口の中で、緩く舌先で舐められているのが分かった。

散々触れられて全身敏感になっているところに、特に敏感な胸の先を舌先で優しく触れられて、柚葉は声が止められない。

「ねえ、柚葉……約束して」
「……ん……ぁっ、い、今……ですか?」
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