私に恋を教えてください
覚えておいてと耳元に囁かれてそのまま、舌でなぞられる。
「……んっ……」
「うん。やっぱり覚えが早くて、いい子」
そうして、柚葉は2回目の経験をすることになった。
──確かに、駆琉さんの言うことは正しいかもしれません。
……1回目よりは2回目、である。
ホテルのレストランにいる、2人だ。
駆琉の『朝食を食べに行こうか』という言葉で、準備をして部屋を出てきた。
あの後結局致してしまったわけなので、少々朝からくったりしている柚葉である。
「大丈夫?」
「はい。ん、少し……」
「どこかお出かけでもと思ったけれど、今日はゆっくりしようか。差し支えなかったら、俺の部屋に来る?」
駆琉はそう言って、柚葉に緩く首を傾げた。
ーー駆琉さんのお部屋っ! 行ってみたい!
柚葉はナイフとフォークを使う手を思わず止める。
「いいんですか?」
はしゃいだ様子の柚葉に、駆琉はくすくす笑う。
「構わないよ。柚葉さえよければ」
「駆琉さんがいいのなら、お邪魔したいです」
「じゃあ、チェックアウトしたらうちに行こうか」
「はい!」
柚葉の満面の笑顔に、駆琉も笑顔を返した。
「……んっ……」
「うん。やっぱり覚えが早くて、いい子」
そうして、柚葉は2回目の経験をすることになった。
──確かに、駆琉さんの言うことは正しいかもしれません。
……1回目よりは2回目、である。
ホテルのレストランにいる、2人だ。
駆琉の『朝食を食べに行こうか』という言葉で、準備をして部屋を出てきた。
あの後結局致してしまったわけなので、少々朝からくったりしている柚葉である。
「大丈夫?」
「はい。ん、少し……」
「どこかお出かけでもと思ったけれど、今日はゆっくりしようか。差し支えなかったら、俺の部屋に来る?」
駆琉はそう言って、柚葉に緩く首を傾げた。
ーー駆琉さんのお部屋っ! 行ってみたい!
柚葉はナイフとフォークを使う手を思わず止める。
「いいんですか?」
はしゃいだ様子の柚葉に、駆琉はくすくす笑う。
「構わないよ。柚葉さえよければ」
「駆琉さんがいいのなら、お邪魔したいです」
「じゃあ、チェックアウトしたらうちに行こうか」
「はい!」
柚葉の満面の笑顔に、駆琉も笑顔を返した。