私に恋を教えてください
何度も何度も可愛い、と言われるのは柚葉だって恥ずかしいのだ。
「こんな風に急に照れてしまったり、さっきみたいに俺の腕を掴んで透悟くんの部屋から連れ出したりね。君にはいつも驚かされてしまうんだな」
「つ、連れっ……て」
確かにぐいぐい腕を掴んで、しかも自分の部屋に強引に連れ込んでしまった。
──っ……はしたなさ過ぎる……っ。
「ん? どうしたの? 柚葉」
「その、はしたない……ですよね」
急なその自分の行動の恥ずかしさに、顔がとても熱くなるのを感じて、それを抑えるように柚葉は両手で自分の頬を抑える。
「はしたな……ふっ、だからっ……」
抱きしめたまま駆琉がくつくつ笑うから、その身体の揺れが柚葉にも伝わった。
この距離の近さが、恋人の距離なのだと思う。
そうっと耳元に大切そうに囁かれた。
「はしたなくなんか、ないよ。約束、覚えているかな」
我慢はしないこと。
柚葉は素直に膨れた顔を駆琉に見せる。
「我慢なんか、出来ませんでした」
「よく出来ました」
緩く重なったキスがだんだんと深くなっていって、口の中を探る駆琉に柚葉は翻弄される。
とろっとして身体の力が抜けて、駆琉にもたれ掛かるといい子、と頭を撫でられた。
柚葉に恋を教えてくれる先生は、柚葉を溺愛しているのだった。
「こんな風に急に照れてしまったり、さっきみたいに俺の腕を掴んで透悟くんの部屋から連れ出したりね。君にはいつも驚かされてしまうんだな」
「つ、連れっ……て」
確かにぐいぐい腕を掴んで、しかも自分の部屋に強引に連れ込んでしまった。
──っ……はしたなさ過ぎる……っ。
「ん? どうしたの? 柚葉」
「その、はしたない……ですよね」
急なその自分の行動の恥ずかしさに、顔がとても熱くなるのを感じて、それを抑えるように柚葉は両手で自分の頬を抑える。
「はしたな……ふっ、だからっ……」
抱きしめたまま駆琉がくつくつ笑うから、その身体の揺れが柚葉にも伝わった。
この距離の近さが、恋人の距離なのだと思う。
そうっと耳元に大切そうに囁かれた。
「はしたなくなんか、ないよ。約束、覚えているかな」
我慢はしないこと。
柚葉は素直に膨れた顔を駆琉に見せる。
「我慢なんか、出来ませんでした」
「よく出来ました」
緩く重なったキスがだんだんと深くなっていって、口の中を探る駆琉に柚葉は翻弄される。
とろっとして身体の力が抜けて、駆琉にもたれ掛かるといい子、と頭を撫でられた。
柚葉に恋を教えてくれる先生は、柚葉を溺愛しているのだった。