【完結】打算まみれの恋
性的なことで色々言われる時間は全く楽しくないけど、普通に世間話をしたり動物のビデオを見たりすることは楽しかった。フォンデュパーティーも、時間が過ぎるのが早く感じた。だからこそ、彼の目的を完遂させることが怖かった。
滝永さんは起きる気配がない。いびき程でもないけど、ぐぅぐぅ寝息を立てている。でも、朝には起きるだろう。
その時、出来ればまたいつもどおりの滝永さん……いや少し彼がまともだったらいいなと、私はベッドを後にしたのだった。