.*・゚ .゚・*.若頭の狂愛.*・゚ .゚・*.
高級旅館で1列は私の家族
反対側に相手方が座る
私にはこの空気がまだ重くて周りが見れない
黒川会長から感じるあの圧力·····
優しそうな笑顔で迎えてくれるけどこの人に優しいなんて言葉はないと思う
今にも笑顔で人を殺しそう·····
人を殺したことが沢山あるとは聞いているがそんな人と食事は落ち着いてなんてできない·····
まだ若頭の私の結婚相手は来ていないみたい·····
「真白さんかね?写真で見ていたよりずっと綺麗だうちの息子にはもったいないなぁハハッ」
急に話しかけられて視線を向けると
優しそうな笑顔をこちらに視線を向ける
「朝日真白です·····お褒め頂き本当にありがとうございます」
少し緊張する
「うちの息子との縁談は受けてくれるのかね?」
「それはもう当然·····もうこちらでは前々から話していますから」
父が私の会話を遮るように話す
「君には聞いていない。真白さんに聞いているんだ」
この黒川会長は私に何と答えて欲しいのだろうか