.*・゚ .゚・*.若頭の狂愛.*・゚ .゚・*.
答えなんてひとつしか用意されていないのに
「もちろん·····受けさせていただきます」
笑顔で返す
それからしばらく食事をし終える
トントントントン
扉からノックされて後ろを振り向かないまま固まる
「やっと来たか枢·····」
「真白·····挨拶しなさい」
横に座っているお母さんに耳元で囁かれる
後ろを向いて彼のことを初めて近くで見て恐怖で体が固まる
186cmほどある高身長に
漆黒の髪の毛はサラサラでセンター分けに自然にセットされている
灰色の高級そうな着物を身につけている
目は漆黒で切れ目
唇は薄く赤い
肌は陶器のように真っ白
あぁこういう人を美男子と呼ぶのだと思った
瞳が合うと吸い込まれそうになる
横にいる母はこのようなことを思っているのだろうけど