.*･ﾟ .ﾟ･*.若頭の狂愛.*･ﾟ .ﾟ･*.

何故あまり接点のないクラスメイトの私なんかに告白してきたのかよく分からない





それに…私はもうあの男のものだから…





…私はあなたとは結ばれない…





もし私が貴方のことが好きだったとしても




それが運命だから





「ごめんなさい…私…もう決まってる人が…」






最後まで言い切る前に彼は「ごめんね…知ってたよ





噂は本当なんだね…困らせちゃって…でも伝えられてよかった」





真波くん…彼は可愛らしいいつもの笑顔を私に向けると





そのままどこかへ去って行った






上にいる傍観者たちは満足したのだろうか




女の子達は一安心したような視線を私に向けると彼がいなくなり解散していく






彼も上からの視線に気づいていたのだろか？



やっぱり少し気になる





迷惑だと冷たく言ってしまったが…





常に誰かに付きまとわられている彼も彼で大変だ





でも私は変に目立つことは何もしたくないのに





彼に辺に疑われるようなことがあったら何をされるかあの男の行動は理解できないから…