.*・゚ .゚・*.若頭の狂愛.*・゚ .゚・*.
いきなりドスの効いた声がして振り向く
「なぁお前いい加減どっか行け」
強い彼の口調に女の子は怯む
「あなたのことが好きなの…!少なくともあの子よりは断然!少し可愛いだけで調子乗って…」
「お前…そういう性格まず治せよ」
そう言うと女の子は泣き崩れわたしを睨む
私…
何も出来なくて固まる
せっかく楽しかった休日の最後が一瞬で曇る
もう帰りたい…
枢の袖を掴む
「もう帰ろ」
その一言に彼は眉間に皺を寄せる
まだもしかしてお花が見たいのかな?と思い彼を覗き込むけど暗くて表情が見れない
急に私の手を繋ぐ
「少しだけ散歩してから帰ろう」
その言葉をきっかけについて行く
気分が高鳴る
お花に囲まれた生活が将来したい…
毎日幸せなんだろうなぁ