.*・゚ .゚・*.若頭の狂愛.*・゚ .゚・*.
少ししたら家の前に着いた
出迎えのいかつい男達の使用人が並ぶ私の家に着く
横にいる彼が目を開け
肩から離れると私の頬を片手で触れる
なんだろう
この恋人がするようなことは
なんの感情も感じなくて
彼の手に自分の手を重ねて少し微笑んで離す
車を降りると後ろの台から荷物を降ろす
この男たちとは誰一人会話なんてほとんど交わさない
両親の言いなりだから
私は嫌いだ
「真白さんおかえり去なさい…荷物お持ちします」
「…自分のものは自分で持つから大丈夫」
男にお辞儀して「今日はありがとう」と伝えるともう振り向かないで部屋にもどる