.*・゚ .゚・*.若頭の狂愛.*・゚ .゚・*.

真波歩side

真波歩side



堪えきれなかった…





人目見た瞬間に誰もが目を奪われる




彼女は薄いピンクのワンピース型の水着を着ていていつも下ろしているサラサラの髪の毛をふたつでふわりと三つ編みにしていた…




足も腕も腰も細くてモッチりとした真っ白な肌…



なのに…スタイルが良くて腰が細い分胸元が膨らんでいるように見えて目の置き場に困る




もう一人のいつも一緒にいる望月さんという女の子もすごく目立っていた




男たちはみんな彼女たちに夢中だ…



ナンパされている彼女を奪うと



望月さんと優がいたおかげで制御できていたはずの気持ちが…




許嫁の2人に気を使うために離れたことにより一気に独占欲が出てくる





彼女が欲しい…




俺だけのものにしたい…




彼女に引かれている腕を違うところに今度は引く






人がいなくて少し薄暗いプールの端の方




彼女に着せていたパーカーを脱がすと
彼女を無理やりプールに入れようとすると彼女は怖がったままプールの階段に寄りかかる



そんな彼女と距離を近づけたくて腕を引くと彼女が足を踏み外しプールに入ると




彼女は僕をこれでもかと言うほど密着して腕を首に回す



体全身が暑くなる…



けど…彼女の体は震えていた


もしかして泳げない?





彼女のそんな可愛い弱点に顔が緩む




けど…密着しすぎて僕が持たないと思い離そうとすると…さっきよりも強く抱きしめられ抑えきれなくなる





もう今しかない…そう思い彼女にもう一度気持ちを伝えると




思っていた通り彼女に断られた…





僕は何をしてもあの男には叶わないとイラつき彼女の唇を無理やり奪った





一瞬触れるだけだったが甘くて幸せだった




こんなことしたらあの男と一緒だよね…






でも今まで色々奪われてきても彼女だけは奪われたくないと思った




あの男からなんと言われようと






彼女は嫌がってその態度に少し気分が落ち自分が彼女してしまったことに後悔する





彼女をそのままプールサイドに連れていくと怒ったようにしてそのまま去っていった






あぁ…諦めきれないよ…






なんであんな男なんかに…




お願いだから…僕に振り向いてよ




何故か涙が溢れる…




あぁ何やってんだか…僕らしくないな…




君がほんとうに好きだよ…


















< 68 / 79 >

この作品をシェア

pagetop