.*・゚ .゚・*.若頭の狂愛.*・゚ .゚・*.
6年後
6年後…
今私は25歳。枢は31歳
「お母さん〜」可愛らしい声に振り向くと私の元へ男の子が駆け寄る
「お母さん…元気ない?」
まだ5歳の小さい私の愛らしい息子の黒川庵
容姿は私に似ているらしい
中身は大人のようにしっかりしているところがあり…溜め込んでしまう性格ではないかと良く不安になる
扉に目をやると枢に抱えられて女の子も入ってくる
「ただいま真白…」
「まんまぁ…」
まだ3歳…
この子は子供の詩織
この子はパパ似
皆からどちらにも似ていると言われるけどこの子達は可愛いと言うより子供なのに綺麗な雰囲気を纏っている
もうひとり赤ちゃんが違う部屋で食事を食べている
その男の子の葵まだ1歳
子育てに日々頑張ろうと思っても毎日寝不足でそれどころじゃなくなる
なぜなら男は毎日夜遅くまで働いているはずなのに
私のことを今でも狂ったように愛し続けて離してはくれないから
男は私との愛の結晶がまだ欲しいと1人目が生まれた時に私に囁いた
この6年間の間に3人も産んだのだからもういいのではと思うけど
彼はまだ私を溺愛する
「真白…」
「んっ…ダメ…」
私の頭を引き寄せて甘いキスを落とす
子供たちの前で…
「お母さん僕達隣の部屋にいるから」
長男の男の子が私に気を使い妹を隣の部屋に連れていく
「だってさ」
何子供に気を使わせて…
「んっ…」
「まだまだお前を愛すよ…」