どうにもこうにも~出会い編~
 頼んだ瓶ビールを空け、さて家路につくかというときに胸ポケットの携帯電話が鳴った。部下からだった。

プロジェクトの中でミスがあったことが判明したのだが、どうやら部下たちでは手に負えないらしい。

俺は急いで会社に戻った。

取り返しのつかないミスだったわけではないので、日を追って立て直しができそうだった。

まったくヒヤヒヤさせてくれるな。まったく世話の焼ける部下である。


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