どうにもこうにも~出会い編~
9月で22歳になる。
若い頃の年齢差というのは大きいもので、大学4年生の先輩たちがやたら大人に見えた大学1年生の頃を懐かしく思い出す。19と22という数字を頭に並べ、心の中でため息をついた。22なんてもう立派な大人だと思っていたのに、いざ自分がその数字の目の前に立つと案外そうでもないことがわかる。
その数字に踏み込むまではまるで未知の世界のようなものだったのが、一度踏み込んでしまえば、ああこんなもんか、と思うのだ。
きっと30になるときも、ああこんなもんか、と思うのだろう。
幼稚園、小学校、中学校、高校も、最高学年になる頃にはくたびれた存在で、卒業して進学すればまたフレッシュな新入生として迎えられる。大学4年生のくたびれた私は、来年フレッシュな新入社員として迎えられ、2年目3年目と勤続年数を重ね、どんどん古株になっていく。
その後私はフレッシュな存在として受け入れてくれる場所はあるんだろうか。
ふと窓の外を見ると、桜はとうの前に散り、桜の木たちはピンクの花びらの代わりに青々とした葉をまとっていた。
初夏の始まりを告げているようだった。
若い頃の年齢差というのは大きいもので、大学4年生の先輩たちがやたら大人に見えた大学1年生の頃を懐かしく思い出す。19と22という数字を頭に並べ、心の中でため息をついた。22なんてもう立派な大人だと思っていたのに、いざ自分がその数字の目の前に立つと案外そうでもないことがわかる。
その数字に踏み込むまではまるで未知の世界のようなものだったのが、一度踏み込んでしまえば、ああこんなもんか、と思うのだ。
きっと30になるときも、ああこんなもんか、と思うのだろう。
幼稚園、小学校、中学校、高校も、最高学年になる頃にはくたびれた存在で、卒業して進学すればまたフレッシュな新入生として迎えられる。大学4年生のくたびれた私は、来年フレッシュな新入社員として迎えられ、2年目3年目と勤続年数を重ね、どんどん古株になっていく。
その後私はフレッシュな存在として受け入れてくれる場所はあるんだろうか。
ふと窓の外を見ると、桜はとうの前に散り、桜の木たちはピンクの花びらの代わりに青々とした葉をまとっていた。
初夏の始まりを告げているようだった。