幼き狂気
人間?
pm21:00頃、
僕「おやすみ~。」
いかにも眠そうな雰囲気を出し、自分の部屋への階段を登る。
そして、すぐ左にある自分の部屋とは別の部屋へ入り、静かに窓の鍵を開ける。
…息を殺しながら
キュルキュルと音のなる、古いアルミのサッシ窓枠をゆっくりと、開けていく。
うまく開けれた。
こっそり持ってきた外靴を履き、屋根の上に降りる。
またも息を殺しながら、でも急いで、窓を閉める…
目の前にある電柱をうまく使い、通行人が居ないことを確かめ、茶の間の明かりがまだ点いており明るい声が聞こえるのを聞こえないフリをし、
(ごめんなさい…ごめんなさい…)
心の中で何度も何度も何度も繰り返し謝る。
そうして、
外へ
出る。
さぁ、行こう…
急いで。
自転車はあらかじめ門のすぐ内側に停めてた為、難なく取り出し、すぐに乗り出す事が出来た。
さっきまでの息づかいとは裏腹に、
めいっぱい酸素を吸い込み、思いっきり自転車を漕ぐ。
今何時?何分?
時計を見る間も惜しみ、とにかく漕ぐ。
距離で言ったら大体10分もかからないであろう道のりが、
急いでいるにもかかわらず30分にも3時間にも感じた。
そして、
到着。
薄暗い街灯の下、ゴミ置き場の前、表情は見えない、右手には…
なにやら棒状のもの?
歩って近づいて来る。
自転車に乗ったまま、自分はそれを見ていた。
瞬間、
──ッバキン!!!
脳天に激痛が走る。
咄嗟に頭を抑える、血は出てない、なぜ?、痛い!、
自転車から転げ落ちる。
彼「はい〜20分遅刻〜」。
彼はそう言った。
よく見たら右手に持ってたのはビニール傘、
真ん中からくの字に曲がってしまっている。
ゴミ置き場にあったものだろうか。
僕「ご…ごめん。。。。どうしても夜は…」
勇気を振り絞り、出した声は蚊の鳴くような声だった…
彼「まぁいいや、チャリ早く、出して、美紀の家。」
そう言い、僕の自転車の後ろに乗る。
彼を乗せ、(美紀)とかいう彼女の家へ向かう。
さっさと送って、帰ろう、そして寝よう、
彼はなかなか重い。
必死で漕ぐ、
モタモタしてるとまた殴られる
そう思い、必死で漕ぐ。
段差に少し乗り上げ、
後ろに乗ってる彼へ衝撃が伝わる。
僕は瞬時に青ざめるが、
血の気が戻ってくるその前に、
背中のど真ん中へ鋭い痛みが走る。
────ガチン!!
僕「痛っっっっ!!!!」
彼はどうやら僕の背中へエルボーをお見舞いしたらしい。
だが足を止めることは許されない、
とにかくなるべく、何事も無かったかのように自転車を走らせ、彼女の家に到着。
彼「ぁい、帰っていいよ~、じゃあ~ね~」
そう言うと彼は彼女の家に入った。
途端に気が抜ける。
僕「はぁ〜…」
安堵の、もしくは自分への情けなさによるため息。。
脳天と、背中の痛みなど
彼から解放されたこの瞬間、嬉し過ぎてなんとも思わなくなった。
さて、
帰ろう。。。
…という内容がダラダラ続く、
彼と僕とその他のお話。
僕「おやすみ~。」
いかにも眠そうな雰囲気を出し、自分の部屋への階段を登る。
そして、すぐ左にある自分の部屋とは別の部屋へ入り、静かに窓の鍵を開ける。
…息を殺しながら
キュルキュルと音のなる、古いアルミのサッシ窓枠をゆっくりと、開けていく。
うまく開けれた。
こっそり持ってきた外靴を履き、屋根の上に降りる。
またも息を殺しながら、でも急いで、窓を閉める…
目の前にある電柱をうまく使い、通行人が居ないことを確かめ、茶の間の明かりがまだ点いており明るい声が聞こえるのを聞こえないフリをし、
(ごめんなさい…ごめんなさい…)
心の中で何度も何度も何度も繰り返し謝る。
そうして、
外へ
出る。
さぁ、行こう…
急いで。
自転車はあらかじめ門のすぐ内側に停めてた為、難なく取り出し、すぐに乗り出す事が出来た。
さっきまでの息づかいとは裏腹に、
めいっぱい酸素を吸い込み、思いっきり自転車を漕ぐ。
今何時?何分?
時計を見る間も惜しみ、とにかく漕ぐ。
距離で言ったら大体10分もかからないであろう道のりが、
急いでいるにもかかわらず30分にも3時間にも感じた。
そして、
到着。
薄暗い街灯の下、ゴミ置き場の前、表情は見えない、右手には…
なにやら棒状のもの?
歩って近づいて来る。
自転車に乗ったまま、自分はそれを見ていた。
瞬間、
──ッバキン!!!
脳天に激痛が走る。
咄嗟に頭を抑える、血は出てない、なぜ?、痛い!、
自転車から転げ落ちる。
彼「はい〜20分遅刻〜」。
彼はそう言った。
よく見たら右手に持ってたのはビニール傘、
真ん中からくの字に曲がってしまっている。
ゴミ置き場にあったものだろうか。
僕「ご…ごめん。。。。どうしても夜は…」
勇気を振り絞り、出した声は蚊の鳴くような声だった…
彼「まぁいいや、チャリ早く、出して、美紀の家。」
そう言い、僕の自転車の後ろに乗る。
彼を乗せ、(美紀)とかいう彼女の家へ向かう。
さっさと送って、帰ろう、そして寝よう、
彼はなかなか重い。
必死で漕ぐ、
モタモタしてるとまた殴られる
そう思い、必死で漕ぐ。
段差に少し乗り上げ、
後ろに乗ってる彼へ衝撃が伝わる。
僕は瞬時に青ざめるが、
血の気が戻ってくるその前に、
背中のど真ん中へ鋭い痛みが走る。
────ガチン!!
僕「痛っっっっ!!!!」
彼はどうやら僕の背中へエルボーをお見舞いしたらしい。
だが足を止めることは許されない、
とにかくなるべく、何事も無かったかのように自転車を走らせ、彼女の家に到着。
彼「ぁい、帰っていいよ~、じゃあ~ね~」
そう言うと彼は彼女の家に入った。
途端に気が抜ける。
僕「はぁ〜…」
安堵の、もしくは自分への情けなさによるため息。。
脳天と、背中の痛みなど
彼から解放されたこの瞬間、嬉し過ぎてなんとも思わなくなった。
さて、
帰ろう。。。
…という内容がダラダラ続く、
彼と僕とその他のお話。