キミに幸せの花束を
side類
恋莉が治療してもらってる間、幹部室に戻っていた。
誰も喋ることなく静かな空間だった。
何かあったのを察したのか何も聞かずに待っているコイツらは本当にいい仲間だ。
まぁ、今すぐにでも聞きたいというオーラが出ているが…
ガチャッ
開いたドアの方を見ると居るのはのは香織さんだけだけで、なぜか難しそうな顔をしていた。
「香織さん…恋莉は?」
「恋莉ちゃんは泣き疲れて眠っちゃったわ…それよりあの子本当にどうしたの?」
「どういうこと〜?」
幹部の久遠 周-クドウ アマネ-が不思議そうに聞いた。
コイツは背が低くて可愛い顔してるけど正真正銘男で喧嘩も強い。
「さっき類に腕の傷を診て欲しいって頼まれて見たんだけど、体中アザだらけで動けてるのが不思議なくらい酷い怪我よ」
体中?
腕以外もそんな酷い怪我だったのか…
ならどうして恋莉は自分でぶつけたなんて嘘をついたんだ?
「…こんなに優しくしてもらったのは久しぶりだって言って泣いてたわ。あの子、あのままじゃきっと死んじゃうわよ」
また何かあったら呼んで、と言って香織さんは幹部室を出ていった。
「類…一体どういうことですか?」
副総長の氷室 直-ヒムロ ナオ-が状況を掴めずに困惑した表情で聞いた。
そんな時、控えめにドアが開いた。
恋莉はひょこっと顔を覗かせて、俺の顔を認識すると少し安心したような顔をした。
…なんかちょっと嬉しいかも。
「あ、あの…香織さんは?」
「さっき帰った。それよりまだ寝てろ…顔色が悪い」
「大丈夫です…私、帰ります。ありがとうございました」
恋莉が治療してもらってる間、幹部室に戻っていた。
誰も喋ることなく静かな空間だった。
何かあったのを察したのか何も聞かずに待っているコイツらは本当にいい仲間だ。
まぁ、今すぐにでも聞きたいというオーラが出ているが…
ガチャッ
開いたドアの方を見ると居るのはのは香織さんだけだけで、なぜか難しそうな顔をしていた。
「香織さん…恋莉は?」
「恋莉ちゃんは泣き疲れて眠っちゃったわ…それよりあの子本当にどうしたの?」
「どういうこと〜?」
幹部の久遠 周-クドウ アマネ-が不思議そうに聞いた。
コイツは背が低くて可愛い顔してるけど正真正銘男で喧嘩も強い。
「さっき類に腕の傷を診て欲しいって頼まれて見たんだけど、体中アザだらけで動けてるのが不思議なくらい酷い怪我よ」
体中?
腕以外もそんな酷い怪我だったのか…
ならどうして恋莉は自分でぶつけたなんて嘘をついたんだ?
「…こんなに優しくしてもらったのは久しぶりだって言って泣いてたわ。あの子、あのままじゃきっと死んじゃうわよ」
また何かあったら呼んで、と言って香織さんは幹部室を出ていった。
「類…一体どういうことですか?」
副総長の氷室 直-ヒムロ ナオ-が状況を掴めずに困惑した表情で聞いた。
そんな時、控えめにドアが開いた。
恋莉はひょこっと顔を覗かせて、俺の顔を認識すると少し安心したような顔をした。
…なんかちょっと嬉しいかも。
「あ、あの…香織さんは?」
「さっき帰った。それよりまだ寝てろ…顔色が悪い」
「大丈夫です…私、帰ります。ありがとうございました」