キミに幸せの花束を
瑞希は私の弟。
3年前からもう会っていないけれど…
でも私のことはもう嫌いかもしれないなぁ。
両親の葬式の次の日に私は瑞希の前から去った。
もし願いが叶うのなら、あの頃の幸せな日々に戻りたい。
首もとにあるお母さんの形見の指輪のネックレスを握りしめてもう1度目を閉じた。
夢の中だけでも幸せになりたいと願いながら。
──────
人の気配がして目を覚ますと5人のイケメンさんがいた。
もしかして朝女の子に囲まれていた人たちかなぁ?
そんなことを寝起きのボーッとする頭で考えていた。
「おい…」
でもかっこいいけどなんかちょっと怖い人たちだなぁ…
「おいっ」
「ふぁいっ?!」
驚いて思わず変な声が出ちゃった…恥ずかしい…
「無視すんじゃねぇよ」
チッと舌打ちをしながら人を殺してしまいそうなくらい鋭く睨んでくるイケメンさん。
そんな睨まないでください…!怖すぎるよ〜…
「ご、ごめんなさぃっ…」
あまりの怖さに思わず涙目になる。
私を見下ろす怖い人の顔を見ると、さっきまでとは違って真っ赤な顔をしている。
この人だけじゃなくて、後ろの4人のイケメンさんたちも……なんでだろう?
「風邪ですか…?」
コテンと首をかしげて聞くと、更に真っ赤になって否定された。
「「「「「(無自覚かよ…)」」」」」
なんて5人が思ってたのを知る由もなかった。
よくわかんないけど、とりあえず風邪じゃなくてよかった…!
3年前からもう会っていないけれど…
でも私のことはもう嫌いかもしれないなぁ。
両親の葬式の次の日に私は瑞希の前から去った。
もし願いが叶うのなら、あの頃の幸せな日々に戻りたい。
首もとにあるお母さんの形見の指輪のネックレスを握りしめてもう1度目を閉じた。
夢の中だけでも幸せになりたいと願いながら。
──────
人の気配がして目を覚ますと5人のイケメンさんがいた。
もしかして朝女の子に囲まれていた人たちかなぁ?
そんなことを寝起きのボーッとする頭で考えていた。
「おい…」
でもかっこいいけどなんかちょっと怖い人たちだなぁ…
「おいっ」
「ふぁいっ?!」
驚いて思わず変な声が出ちゃった…恥ずかしい…
「無視すんじゃねぇよ」
チッと舌打ちをしながら人を殺してしまいそうなくらい鋭く睨んでくるイケメンさん。
そんな睨まないでください…!怖すぎるよ〜…
「ご、ごめんなさぃっ…」
あまりの怖さに思わず涙目になる。
私を見下ろす怖い人の顔を見ると、さっきまでとは違って真っ赤な顔をしている。
この人だけじゃなくて、後ろの4人のイケメンさんたちも……なんでだろう?
「風邪ですか…?」
コテンと首をかしげて聞くと、更に真っ赤になって否定された。
「「「「「(無自覚かよ…)」」」」」
なんて5人が思ってたのを知る由もなかった。
よくわかんないけど、とりあえず風邪じゃなくてよかった…!