この願いは間違っていましたか?
次の日。
行くのやめようかと思ったりもしたけど。なんでか足は駅前の喫茶店へと向っていて
怖いもの見たさか(笑)
喫茶店のドアに手をかけようとした瞬間、俺の手に何かが触れたっ!?
「へ!?」 手?
その触れてる手の方へ目をやると、
「!!」
「はぁはぁ・・良かったっ!間に合った?」
その手は佐々木さんで・・
ドアにかけてる俺の手に重ねるようにして触れている
佐々木さんは走ってきたのか、息が荒い
「なんや、自分から誘っといて、遅刻かいな。」
俺が意地悪く言うと、
「ち、遅刻っかなっ!やっぱり間に合わなかったんだぁ!!
ご、ごめ~~んっ!!」
俺の冗談で言った言葉をホンキにしとるし
ふ。おもろい・・な
「コレはドアに最初に手ぇ、ついた方が勝ちなんか?」
「へ?」
重なってる手を指差すと、
「はっつ!!///やっ!・・たぶん違うと思う!!」
バッと手を離す佐々木さん。
くっ・・く・・
「まるで鬼ごっこみたいやわ♪」
「え・・」
「俺、タッチされたから捕まえられたんやろ?鬼に。」
「お、鬼・・?」
「じゃ、こうしなあかんわ♪」
グィッ!
「ひゃ・・」
俺は佐々木さんの手を掴み、握りしめた。
「あっ、あのっ!木崎くんっ///」
「なんや?鬼さん♪」
「えっ??お、鬼って、私っ?」
「あと誰がおんねん♪ふっかけてきたんはそっちやで!」
「・・あ・-・・はい・・じゃ・・鬼で・・」
「ぷっ!ホンマ、笑えるわっ!あんた!」
「あんたじゃなくて・・鬼です!」
「ははははっ♪そうやったそうやった♪」
もう俺はスゲー楽しくなってきた。
こんなおかしいヤツは初めて!
マジでへんな女っ!!
「で、ドコへ連れてってくれんの?」
「え?」
「誘ったからには、なんかあんのやろ?」
「んー・・・・・・・・・・・ない。」
「ないんかいっ!!」
「はい。」
「はい。って!あんたな・・」
またキョトンとした顔するし
「はぁ、まぁええわ。じゃ。行こか。」
「はい。」
俺らは手を繋いだまま、歩きだした。
駅に入れば移動手段はいくらでもあるのに、なぜかそうしなかった。
歩きたかった・・この変な女と。
俺・・こいつの変な病に、おかされたんかも(笑)
「俺、いま、彼女2人おんねん。」
「はぁ・・・・」
「無反応やな。」
「木崎くんだったら、ありえるなぁと思って。」
「どんなんや。俺。てか、どんな思われ方してんねん。」
「くすくす。悪いイミじゃなくて、木崎くんはカッコいいから。」
「そんなんいわれたらテレるわ。」
「くすくす。」
「最初、付き合うか聞いたやん?」
「あ、・・うん」
「もし、付き合うって言われとったら、彼女3人になっとったな。」
「・・そうだね」
「今の2人は、それでもええって言うんや」
「へぇ・・心ひろいんだね」
「うー・・ん、そこんトコ、よーわからん。女心ちゅーヤツ?」
「・・イヤ・・だよ・・」
「え?」
「・・ホントはイヤだと思うよ。」
「・・・」
「でも・・木崎くんに嫌われるのはもっとイヤだから・・じゃないかな。」
「・・・佐々木サンも、イヤ?」
「えっ?!あ、私は一般論を言っただけでっ!」
「ふー・・ん。やっぱ、頭イイ人は言うコトちゃうなぁ」
「わ、私、頭なんて良くないよっつ!!」
「頭イイってウワサやで?」
「う、ウソだよ、そんなのっ///」
佐々木サンは顔を赤くして俯いてしまった。
「・・かわいいなぁ」
「えっ///?!!」
「あ、思うたコト、口に出てもうた!」
「!」
「ついでや、キスさせて。」
「は、はぁあ??!!///」
「だって、かわいいもん。」
「えっ?!そ、そんな理由だけで??!!」
「そんなモンやろ?(笑)」
「そんなもんなんだ・・」
「て、ことで♪」
グイッ!!
「―-っ!!」
「ん?」
唇の柔らかさ・・やない・・
「・・あのなぁ」
俺の顔と佐々木サンの顔の間には、手の平。
つまり、キスからの防衛?
「はぁ・・・なぁ、佐々木サンて、マジで俺のコト好きなわけ?」
「え?・・っ///あ、す、好きです・・」
「それなのにキス拒むん?」
「だっ・・てっ・・」
「付き合おうともしんし。」
「――そ、それは、もう既に、彼女がいるでしょ!2人も!」
「え?なに、俺に告る前から知っとったん?ソレ」
「いえ・・さっき聞いて・・」
「・・・・」
「・・・・」
「もしかして、キスしたことないんちゃう?」
「えっ?!!///」
「図星やろ。」
「――!!!」
「21にもなって、キスも経験なしなんてなぁ・・」
「――!!あ、あるよっ!き、キスくらい・・なら」
「・・へぇ~」
「な、なんですか?」
「信用でけへんな」
「!!う、ウソじゃないもん!」
「じゃあ証拠みせてーな。」
「え?」
「キスしたことあんのやろ?」
「はい。」
「じゃ、経験豊富なキスってもんをしてくれや」
「え・・っと・・誰に?」
ガクッ・・
「は?!誰って、目の前には俺しかおらんやろ?」
「あっ!は・・え・・?!」
「ホラ、早く。」
俺はそう言って目を閉じた。
長い・・マジで長い・・まだなんか?
その時、
チュ・・
「!?」
え・・今、触れたよな・・
そのやわらかい感触が触れたところは・・頬・・で。
ゆっくり目を開けると、
「!!」
佐々木さんは見事に真っ赤な顔で・・
両手で頬を覆っていた。
「ホンマ、経験豊富なこって。」
「!!///だっ、てっ!!は、恥ずかしいでしょ、こんな場所・・んっ!!」
しゃべってる途中に、俺は佐々木サンの唇にキスをした。
ゆっくり唇を離すと、
「こんなん、まだ序の口やで。」と、顔を覗き込む。
「―――――・・・・」
「アレ?・・佐々木・・サン?」
「――え・・あ・・・・っつ!!!////」
やっと正気に戻ったのか、いきなり焦りだし、
「なっ、なにするんですかっつ!!!」
「んな、焦らんでも。」
「あ、焦っていませんっ!!」
「キモチよくなかった?」
「えっ!?――// はっ??!!///」
「ぷ!顔真っ赤やで?」
「そ、それは、木崎くんが、あんなコトするからっ!!」
「あんなコトって?」
「あ、あんなコト・・って・・あ、あんなコトです」
「だから、なに?」
「――――///// も、もういい!!」
くくっ・・・
「ねぇ。」
「はい?」
「コレのコト?」
「―――――っ!!!!!」
俺はふたたび、佐々木さんにキスをした。
さっきとは違って、ディープな方を・・
ふいをつかれたからか、佐々木さんの口ん中にはすぐに舌を入れられた。
当の本人は、
はぁ・・目ぇ、見開きっぱなしだし・・
目ん玉、泳いでるし(笑)
そのうち、佐々木サンの手が俺の胸を叩くから、しかたなく離すと、
「はぁはぁはぁはぁ・・い。息できな・・」
苦しそうな声と顔で、俺に倒れこんできた。
「ホンマにキスしたことあんのかいな(笑)」
抱きかかえながら、俺が言うと、
「///・・こんな・・んじゃないよ・・キスは。」
「へ?こんなんやろ?ヘタやったか?俺?」
「////――!!そーいうんじゃなくてっ!もっと、キスって違うでしょ!!」
「どないなキスや。」
「・・ど・・どっちかと言うと・・最初にした方・・的な?」
「は?アレ?」
「う・・!・・そう。」
「・・・お・・」 お子ちゃまかっ??!!
「きょ、うはっ!もう帰ります!!」
「え?」
バッと俺から離れると佐々木さんはスタスタと今来た道を戻り始める。
「――!ちょー待てや。」
「待ちません。」
「怒っとんの?」
「・・怒ってなんかいません!」
「怒っとるやん。」
「・・・か・・彼女さんたちに見られたらどうするの?・・その・・誤解されたりしたら困るでしょ!」
「・・・・・」
「だから・・やっぱり・・こうやってデートしてるのも悪いから、帰るの!」
「んな、気にせんでも・・」
「気にするの!ていうか、気にしなさい!」
「おっ!やっと年上っぽい言葉やん♪」
「もう///・・とにかく、ごめんなさい。私から誘っておいて、もう二度と誘いませんから。」
「それは・・彼女らに悪いから?」
「・・・・・」
「それとも、
あんなんした俺の顔なんて、もう見たくねぇから?」
「!!」
「どっち?」
「・・・・最初の方・・」
「了解。」
行くのやめようかと思ったりもしたけど。なんでか足は駅前の喫茶店へと向っていて
怖いもの見たさか(笑)
喫茶店のドアに手をかけようとした瞬間、俺の手に何かが触れたっ!?
「へ!?」 手?
その触れてる手の方へ目をやると、
「!!」
「はぁはぁ・・良かったっ!間に合った?」
その手は佐々木さんで・・
ドアにかけてる俺の手に重ねるようにして触れている
佐々木さんは走ってきたのか、息が荒い
「なんや、自分から誘っといて、遅刻かいな。」
俺が意地悪く言うと、
「ち、遅刻っかなっ!やっぱり間に合わなかったんだぁ!!
ご、ごめ~~んっ!!」
俺の冗談で言った言葉をホンキにしとるし
ふ。おもろい・・な
「コレはドアに最初に手ぇ、ついた方が勝ちなんか?」
「へ?」
重なってる手を指差すと、
「はっつ!!///やっ!・・たぶん違うと思う!!」
バッと手を離す佐々木さん。
くっ・・く・・
「まるで鬼ごっこみたいやわ♪」
「え・・」
「俺、タッチされたから捕まえられたんやろ?鬼に。」
「お、鬼・・?」
「じゃ、こうしなあかんわ♪」
グィッ!
「ひゃ・・」
俺は佐々木さんの手を掴み、握りしめた。
「あっ、あのっ!木崎くんっ///」
「なんや?鬼さん♪」
「えっ??お、鬼って、私っ?」
「あと誰がおんねん♪ふっかけてきたんはそっちやで!」
「・・あ・-・・はい・・じゃ・・鬼で・・」
「ぷっ!ホンマ、笑えるわっ!あんた!」
「あんたじゃなくて・・鬼です!」
「ははははっ♪そうやったそうやった♪」
もう俺はスゲー楽しくなってきた。
こんなおかしいヤツは初めて!
マジでへんな女っ!!
「で、ドコへ連れてってくれんの?」
「え?」
「誘ったからには、なんかあんのやろ?」
「んー・・・・・・・・・・・ない。」
「ないんかいっ!!」
「はい。」
「はい。って!あんたな・・」
またキョトンとした顔するし
「はぁ、まぁええわ。じゃ。行こか。」
「はい。」
俺らは手を繋いだまま、歩きだした。
駅に入れば移動手段はいくらでもあるのに、なぜかそうしなかった。
歩きたかった・・この変な女と。
俺・・こいつの変な病に、おかされたんかも(笑)
「俺、いま、彼女2人おんねん。」
「はぁ・・・・」
「無反応やな。」
「木崎くんだったら、ありえるなぁと思って。」
「どんなんや。俺。てか、どんな思われ方してんねん。」
「くすくす。悪いイミじゃなくて、木崎くんはカッコいいから。」
「そんなんいわれたらテレるわ。」
「くすくす。」
「最初、付き合うか聞いたやん?」
「あ、・・うん」
「もし、付き合うって言われとったら、彼女3人になっとったな。」
「・・そうだね」
「今の2人は、それでもええって言うんや」
「へぇ・・心ひろいんだね」
「うー・・ん、そこんトコ、よーわからん。女心ちゅーヤツ?」
「・・イヤ・・だよ・・」
「え?」
「・・ホントはイヤだと思うよ。」
「・・・」
「でも・・木崎くんに嫌われるのはもっとイヤだから・・じゃないかな。」
「・・・佐々木サンも、イヤ?」
「えっ?!あ、私は一般論を言っただけでっ!」
「ふー・・ん。やっぱ、頭イイ人は言うコトちゃうなぁ」
「わ、私、頭なんて良くないよっつ!!」
「頭イイってウワサやで?」
「う、ウソだよ、そんなのっ///」
佐々木サンは顔を赤くして俯いてしまった。
「・・かわいいなぁ」
「えっ///?!!」
「あ、思うたコト、口に出てもうた!」
「!」
「ついでや、キスさせて。」
「は、はぁあ??!!///」
「だって、かわいいもん。」
「えっ?!そ、そんな理由だけで??!!」
「そんなモンやろ?(笑)」
「そんなもんなんだ・・」
「て、ことで♪」
グイッ!!
「―-っ!!」
「ん?」
唇の柔らかさ・・やない・・
「・・あのなぁ」
俺の顔と佐々木サンの顔の間には、手の平。
つまり、キスからの防衛?
「はぁ・・・なぁ、佐々木サンて、マジで俺のコト好きなわけ?」
「え?・・っ///あ、す、好きです・・」
「それなのにキス拒むん?」
「だっ・・てっ・・」
「付き合おうともしんし。」
「――そ、それは、もう既に、彼女がいるでしょ!2人も!」
「え?なに、俺に告る前から知っとったん?ソレ」
「いえ・・さっき聞いて・・」
「・・・・」
「・・・・」
「もしかして、キスしたことないんちゃう?」
「えっ?!!///」
「図星やろ。」
「――!!!」
「21にもなって、キスも経験なしなんてなぁ・・」
「――!!あ、あるよっ!き、キスくらい・・なら」
「・・へぇ~」
「な、なんですか?」
「信用でけへんな」
「!!う、ウソじゃないもん!」
「じゃあ証拠みせてーな。」
「え?」
「キスしたことあんのやろ?」
「はい。」
「じゃ、経験豊富なキスってもんをしてくれや」
「え・・っと・・誰に?」
ガクッ・・
「は?!誰って、目の前には俺しかおらんやろ?」
「あっ!は・・え・・?!」
「ホラ、早く。」
俺はそう言って目を閉じた。
長い・・マジで長い・・まだなんか?
その時、
チュ・・
「!?」
え・・今、触れたよな・・
そのやわらかい感触が触れたところは・・頬・・で。
ゆっくり目を開けると、
「!!」
佐々木さんは見事に真っ赤な顔で・・
両手で頬を覆っていた。
「ホンマ、経験豊富なこって。」
「!!///だっ、てっ!!は、恥ずかしいでしょ、こんな場所・・んっ!!」
しゃべってる途中に、俺は佐々木サンの唇にキスをした。
ゆっくり唇を離すと、
「こんなん、まだ序の口やで。」と、顔を覗き込む。
「―――――・・・・」
「アレ?・・佐々木・・サン?」
「――え・・あ・・・・っつ!!!////」
やっと正気に戻ったのか、いきなり焦りだし、
「なっ、なにするんですかっつ!!!」
「んな、焦らんでも。」
「あ、焦っていませんっ!!」
「キモチよくなかった?」
「えっ!?――// はっ??!!///」
「ぷ!顔真っ赤やで?」
「そ、それは、木崎くんが、あんなコトするからっ!!」
「あんなコトって?」
「あ、あんなコト・・って・・あ、あんなコトです」
「だから、なに?」
「――――///// も、もういい!!」
くくっ・・・
「ねぇ。」
「はい?」
「コレのコト?」
「―――――っ!!!!!」
俺はふたたび、佐々木さんにキスをした。
さっきとは違って、ディープな方を・・
ふいをつかれたからか、佐々木さんの口ん中にはすぐに舌を入れられた。
当の本人は、
はぁ・・目ぇ、見開きっぱなしだし・・
目ん玉、泳いでるし(笑)
そのうち、佐々木サンの手が俺の胸を叩くから、しかたなく離すと、
「はぁはぁはぁはぁ・・い。息できな・・」
苦しそうな声と顔で、俺に倒れこんできた。
「ホンマにキスしたことあんのかいな(笑)」
抱きかかえながら、俺が言うと、
「///・・こんな・・んじゃないよ・・キスは。」
「へ?こんなんやろ?ヘタやったか?俺?」
「////――!!そーいうんじゃなくてっ!もっと、キスって違うでしょ!!」
「どないなキスや。」
「・・ど・・どっちかと言うと・・最初にした方・・的な?」
「は?アレ?」
「う・・!・・そう。」
「・・・お・・」 お子ちゃまかっ??!!
「きょ、うはっ!もう帰ります!!」
「え?」
バッと俺から離れると佐々木さんはスタスタと今来た道を戻り始める。
「――!ちょー待てや。」
「待ちません。」
「怒っとんの?」
「・・怒ってなんかいません!」
「怒っとるやん。」
「・・・か・・彼女さんたちに見られたらどうするの?・・その・・誤解されたりしたら困るでしょ!」
「・・・・・」
「だから・・やっぱり・・こうやってデートしてるのも悪いから、帰るの!」
「んな、気にせんでも・・」
「気にするの!ていうか、気にしなさい!」
「おっ!やっと年上っぽい言葉やん♪」
「もう///・・とにかく、ごめんなさい。私から誘っておいて、もう二度と誘いませんから。」
「それは・・彼女らに悪いから?」
「・・・・・」
「それとも、
あんなんした俺の顔なんて、もう見たくねぇから?」
「!!」
「どっち?」
「・・・・最初の方・・」
「了解。」