エリート外科医の不埒な純愛ラプソディ。
「もう、何よ。さっきからヤバいヤバいって。私だってもう待てないって言ったでしょ。だからお願い、窪塚。もう一度私の初めてもらってよ?」
私の言葉に、窪塚の身体が驚いたように一瞬強張るような感覚がして、すぐに私との距離をとった窪塚が顔を覗き込んできた。
窪塚は虚を突かれたような顔で意味がわからないというように、僅かに首を傾げている。
窪塚の可愛らしい仕草にまたまた胸がキュンとときめいた。
窪塚のことがどうにも愛おしくて愛おしくて堪らなくなる。
いてもたってもいられなくなってしまった私は、
「だって、窪塚だけ覚えてるなんてずるいでしょ? だから早く私に思い出させて。焦らしたりしたら許さないんだからッ! ほら、早くー!」
キョトンとしたままでいる窪塚の首に腕を絡めてしっかりと抱きつくと、そのままチュッとリップ音を立てて窪塚の無防備な唇に口づけていた。
そんな私の突飛な言動に驚愕の表情の窪塚が私の不意打ちのキスに応じてくれたときには、私の身体はぎゅぎゅうっと窪塚の逞しい腕の中に抱き込まれ。
「今から鈴は俺だけのものだ。一生、俺だけ見てろ。そしたら嫌ってほど思い出させてやる」
キスの合間に、熱烈に宣言されて、私がコクンと頷くと窪塚は満足そうに微笑んでくれた。
その後、私の背中に大きな手を添え支えつつも、私の柔らかな唇の感触を味わうようにして、窪塚がねっとりとした舌でやわやわと横向きに唇の薄い皮膚をなぞってくる。