エリート外科医の不埒な純愛ラプソディ。
窪塚によって次々に浴びせられる甘すぎる愉悦に息も絶え絶えになりながらも喘ぎつつ、のたうちまわるようにして身体をくねらせることしかできない。
勿論、窪塚は、これまでのように、言葉での攻め立ても忘れてはいなかった。
胸を愛でながら『鈴はここが弱いよな』とか、『そんなにいいのか? なら、もっと強くしてやるよ』とか、『そんなに咥え込むなよ』などなど、上げればキリがないほどだ。
そうやって羞恥と快感とを絶え間なしに与えられていたせいで、押し開かれた下肢の間の窪塚の頭を両手でしっかりと捉え、髪をガシッと掴むことで堪えしのぐことしかできないでいる。
「はぁ……ヤッ……ふッ……んぅ」
そこへ、尚も追い打ちのように、窪塚が攻め立てるたびに、淫猥な水音が響き渡り、聴覚からも攻められてしまうと、もうどうしようもなかった。
ーー今すぐ、窪塚自身で目一杯満たして欲しい。
愉悦にまみれた私の身も心も、いつしかそう希っていた。
ただでさえ甘やかで情熱的な愛撫によって高められているというのに、肝心なモノを与えてもらえないで中途半端に燻り続けることしかできないでいるのだから当然だろう。