スティンガー 〜危険な香り〜
「……佑介の方が良かったか?」


少し寂しそうか声が聞こえてきた。


慌てて昌行の方に振り替えると
色気のある少し寂しそう瞳が
目に入った。


ドキッ!


「…俺じゃダメか?」


麗がなかなか返事をしなかったので
昌行は
不安そうな声色に変わっていった。


『だッ!ダメじゃないです!
…迷惑じゃないですか?』


"予定があったから
ここにいたんだろうし。


たまたま私が目に入ったから
声をかけてくれたんだろうし。"


そう思いたいのに
嬉しさから少し戸惑った。
< 114 / 210 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop