スティンガー 〜危険な香り〜
「…彼女なんていない。」


『……は?』


思わぬ言葉に驚いてしまった。


「だからいない。
前に何人かいたけど


"思ってたのと違う"って


いつも同じセリフ言われて終わる。」


何て事ない顔で昌行は話していた。


「お前は?」


まさか自分も聞かれるとは思わなかったので少し間をあけてから素直に答えた。


『私ですか?
…今はいないです。
半年前に…別れました。』
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