スティンガー 〜危険な香り〜
目の前の女の子は
目に涙を沢山溜めて訴えていた。


「何とかいいなさいよ!!」


そう言われても首もと捕まれている為
声が出せなかった。


それに何度か告白されたけど
先輩と別れてからは
誰とも付き合ってはいない。


「あんたのせいだ!!
あんたが色目使ったせいだ!!」


更に興奮した女の子は
首を締め付けてきた。


息がしづらくなり訴えるように
胸ぐらを掴んでいる女の子の両手に
力一杯爪を立てた。
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