スティンガー 〜危険な香り〜
「麗さんさあ。
自分の状況分かってる?
高嶺の花って言われてる君を
誰もが彼女にしたいって思ってる訳。
でもそれは君と関わりがある
一部の人間だけだと俺は思うんだよ。
俺たちみたいに
関わり持てない人間もいるわけ。
だったら
チャンスは自分で掴まないと。」
昭平は麗にストーキングしていた
前科がある。
思い返すとストーキングされたから
昭平の存在に気づいた。
聖もまた手紙をもらって
周りが騒ぎになったから
頭の中を占領していた。
「どれも今では君の頭の中で
鮮明な記憶になってるでしょ」
昭平は再びニヤと口角をあげた。