スティンガー 〜危険な香り〜
その様子を3年生は黙って見ていた。
「まじ職権濫用しないで下さあい」
「突然の思いつきでテストとか
まじでかったるいんですけどお!」
「そう!そう!テストの成績悪くてもこの学校を卒業しただけで何処でも就職出来るから入っただけでえす」
「生徒会が
どんだけ偉いんですかあ?」
「こんなの時間の無駄なんだけど。」
続々と生徒からの
不満の声は増えていく一方だった。
ステージ上の二人は
いわば見せ物と化していた。