スティンガー 〜危険な香り〜
「てめえら自分の事棚にあげて
弱いものいじめとはご立派な事で。」


生徒会長が
マイクを通して告げた言葉は
生徒達を挑発する発言だった。


「なんだとてめえ!」


「もう一回言ってみろよ!」


「高みの見物なんかしてねえで
降りてこいよ!」


「喧嘩ならいくらでも買ってやるよ!」


まんまと挑発に乗った生徒達は
ステージ近くまで積めよってきた。



「やっぱりバカばっかりだなあ。
俺ら3年の大半は大手企業や
難関大学に余裕で合格してるわけ。

お前ら後輩の成績が悪いから
現実を分からせてやろうと思って
全校生徒集めたんぜ。
逆に感謝して欲しいくらいだ。」
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