スティンガー 〜危険な香り〜
「協力はしてやるって言ったけだ
卑怯なやつの協力は出来ない。
勇気だして告ったのは感心するよ。
ただ…昭平。手紙すり替えるのは
どうかと思うぞ。」
伊藤は冷たい視線を送っていた。
「いや!それは!
聖が
付き合えたらいいのにって思って。」
「なあ聖。お前はこいつに
騙されてたんじゃねえの?どうなんだ。」
伊藤は聖を鋭い眼差しで
睨み付けていた。
「…手紙……知ってた。
安部とこそこそしてたの見てた。
周りが騒いで付き合えるなら
それでも良いと思った。」
聖はその場に崩れ落ちた。