スティンガー 〜危険な香り〜
「自分には1%も
悪いとこはないって事?」


男は女の子に訪ねた。


「あるわけないじゃない!
だって智は私に
夢中だったんだから!!」


女の子の悲痛な声がその場に響いた。


「……へえ。」


一瞬。ほんの一瞬だった。
男の笑顔がとても怖いと感じた。


「俺さ、
よくこの駅使ってんだよね。

そんで人の顔とか覚えるの
結構得意なわけ。」
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