スティンガー 〜危険な香り〜


「これ以上話すと昌行に怒られるから後は二人で話してね。

佑介行きましょう。」


事を察した佑介も
麗の顔を見て微笑んだ。


「昌行をよろしくね麗ちゃん。」


そう言って二人は部屋を後にした。


『・・・・・・。』


「・・・・・・・。」


急に二人きりにされてしまい
思うように言葉が出なかった。


「・・・ふうー。」


緊張を吐き出すかのように
昌行は深く深呼吸をした。
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