スティンガー 〜危険な香り〜
「うん。何となく理解した。」


昌行はほとんど説明していないのに
理解した事に麗は驚き
"エスパーか"と心の中で呟いた。


「俺の事エスパーとか思った?」


『ッ!』


図星をつかれた。


「こいつとは付き合い長いから
だいたいで分かるし。

それに
麗ちゃんがいるこの状況みると
揉め事だろうなって。」


『なっ!』


名前を呼ばれ驚いた。


「俺エスパーだから。いでっ!」


目の前でペラペラ喋っていた男は
横にいた昌行と呼ばれた男に
蹴りを入れられていた。
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