スティンガー 〜危険な香り〜
『そしたら「大丈夫か?」って
声かけてきた奴がいたんだ。
顔上げたら"こいつだ"って!』
『それが佑介さん?』
麗は驚いた顔して話を聞いていた。
『そう!事情を説明したら
「面白そうだな!」って一言で
事務所に入ってくれた。
一緒にいた昌行さんにも
どうかって進めたけど断られた。』
「そうね。先輩らしい。」
『それから佑介さんは一気に
人気モデルにのしあがって行ったよ。
俺は佑介さんのサポートしたり
裏方の仕事したりで
一緒に過ごす時間が多かったんだ。
だから自然と仲良くなった訳。』