スティンガー 〜危険な香り〜
「…その顔。麗にみせられねえな。」
「同感ですね。」
佑介と淳宏は
哀れんだ顔を俺に向けてきた。
『うるせえな。
絶対見せねえから大丈夫だ。』
「上手いこと麗に
転がされてるんすね。」
「早く終わらせて李奈に会いたいー!」
淳宏の気持ちは気づいてる。
でもそれを言わないでいるから
俺も触れない。
『麗だからいいんだよ。』
「はいはい。ごちそうさま。
後はやっときますから
麗迎えに行って下さい。」
『いつもありがとな。』
ーーーー the end ーーーー