スティンガー 〜危険な香り〜
「ごめん!ごめん!
俺は佑介。こいつは昌行。

麗ちゃんはこの駅では有名だからね。
知らない野郎はいないと思うよ。」


『…………………。』


突然自己紹介をされたが
"有名"というフレーズに
戸惑い返す言葉が見つからなかった。


「あっ!こっちのこ達も
見たことある!

特にキミ。」


佑介は麗から
麗につかみかかってきた女の子に
視線を移すと冷たい目を向けた。
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