スティンガー 〜危険な香り〜
「……………。」


麗につかみかかってきた女の子は
ただ呆然と立ち尽くしていた。


「何事も"経験"だからね。
君はこれから"いい女"に
なれると思うよ。」


「ありがとうございました!」


女は佑介さんにお礼を言うと
女の子を残して帰っていった。


そして佑介は女の子に目を向けると
すでに憔悴しきっていた。


「……君さ。」


「ッ!…は…い。」
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