スティンガー 〜危険な香り〜
「……はあー。
お前はもっと警戒心を持て。」


昌行は麗を抱きしめ
深く深呼吸をした。


『ありがとう…ございます。』


「無事ならいい。」


ドキッ!


麗が無事だった事にホッとした昌行は
優しく頭を撫でた。


「ちょっと我慢な。」


そういって
昌行は自分が持っていたイヤホンを
麗の耳につけて周りの音を遮断した。
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