スティンガー 〜危険な香り〜
『あのッ!』


やべッ!
この状態のままだと
麗が悪目立ちしちまう。


『駅についたんで失礼します!』


「えッ!ちょッ!」


俺は麗のイヤホンを外さずに
急いで電車を降りて駅の外にでた。


『はあッ!はあッ!はあッ!』


ここまで来れば大丈夫か。


「はあッ!はあッ!はあッ!んッ!」


麗に付けてたイヤホンを外した。


「あのッ!いったい…。」


麗は終始目を閉じていたから
状況が分かっていなかった。
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