スティンガー 〜危険な香り〜
『んー。気にすんな。』


「でも………。」


思い出したくないだろうし
思い出させたくないから
あえて何も言わない。


『家まで送る。』


「えッ!あッ!バイト!」


こいつバイトしてたのか。
こんな状態で行かせられるかよ。


『そんな震えた身体でバイト行けるわけ?』


「ッ!」


麗はまだ震えていた。
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