スティンガー 〜危険な香り〜
麗は自分の身体を抱き締めて
擦っていた。


『今日は休め。』


「……はい。」


諦めた麗は
バイト先に休む連絡をした。


「あの…助けたくれて
ありがとうございました。」


こいつにとっては
"たまたま"だろうな。


『いや…"たまたま"連れの家に行くのに
電車乗ってただけだから。』


俺がそういうと
一瞬だけ落ち込んだ表情をした。


まさか…連れを彼女かなんかと
勘違いしてんなこいつ。
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