スティンガー 〜危険な香り〜
『……………………。』


「……………………。」


なんとも言えない空気が
二人の間に流れていた。


「……達筆だな。」


『えっ!そこ?!』


郁美の言葉におもわず
吹き出してしまった。


「いやだって。
手紙渡された時点で想像ついてたし。」


『んー…まあ。』


「モテる女は辛いですなあ。」


『キモッ!』


郁美はニヤニヤしながら
麗の様子を見ていた。
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