スティンガー 〜危険な香り〜
淳宏に手をひかれ
保健室に向かっている途中で
無意識に教室に目を向けた。


『ッ!』


クラスでは生徒会の放送の通り
テストが行われていた。


そしてある人物と目が合い
足を止めてしまった。


「麗?」


不思議に思った淳宏は振り返った。


『……………。』


「……聖。」


聖は麗に気がついてニヤリと笑った。


ゾクッ!
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