スティンガー 〜危険な香り〜
『ん~いまいち…かな。
どこも悪くないんだけどね。

"学校行かなきゃ"っては
分かってるんだけど

明日こそはっていつも思うんだけど
身体が動いてくれない…。』


「そうだろうなとは思ってたよ。

明日さ迎えに行くから
俺と学校行ってみないか?」


淳宏の提案に心が揺れていた。
行かなければいけないのは
分かっていても
自分の意思で部屋を出る事が出来ない。


『あっくん朝練は?』


淳宏は最近部活が忙しいので
朝練をするようになったと
聞いていた。


「先輩に
"親友を学校に来させる為に
暫く朝練休んでいいか"って
お願いしたんだ。」


『えっ!申し訳ないよ!』
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