悪魔の鬼ごっこ
浮気女は私の怒り顔なんて気にもしないで、雄飛に腕を絡める。その無駄にでかい乳を押し付けながら。
「ねぇ、ゆうくぅ〜ん。そんなメスゴリラ&ペチャパイしゃんはほっておいてぇ、早くデェトしよぉ?」
ブチッ!
頭の中で何かがぶちギレる音がした。こんなに明らかに頭に血が上ったのは久しぶりで。
たった今この女は『タブー』を言ったのだ。
「だぁれが、"ぺちゃぱい"だ、ごらぁあああ」
私の大きく振り上げた平手は、見事に浮気女の顔にクリーンヒットした。