陽だまり笑顔の君に



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あの日以来、俊くんは
なんとか自分の家で
ちゃんとご飯を食べてる
みたいで少し安心した。



「……………な」



バイトも頑張ってるみたいで…



「ちょっと菜々!」



「わっ!」



突然、背後から声をかけられ
びっくりした私はイスごとひっくり返った。



「あ、いたたたた…」



「もう!さっきから呼んでるのに!ってそれより大丈夫!?」



慌てて私の手を引いて
立ち上がらせると
ごめんと謝る優亜



「だ、大丈夫。ところでどうしたの?」



「あ、そうそう!さっき先生から初仕事のオファーもらった!」



キラキラキラキラとした目で
話す優亜にちょっとだけ嫉妬感を抱く。



小さな仕事でも貰えれば
デビューするチャンスに繋がる



それを先にこの子が手にしたのだ。



「そう」



「といっても学校内の行事の一貫なんだけどね」



えへへと笑う優亜
正直、その話については
もう聞きたくないわ



そう思って…


「よかったわね」



話をすり替えようとしたら



「え?」


と、間抜けな返事が返ってきた。



いやいやいやいや。
え?は私の方なんだけど



「え?」



そのまま思った事を
口に出すーーーーー。


「あれ?私まだ言ってない?菜々も私と一緒の初仕事だよ!!」



は?ーーーーーーーーえぇええええ!?!?

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