陽だまり笑顔の君に
「何がって、片想いがどうとかの話」
もうすぐ私たちが降りる駅だ
けれど長い間沈黙が続く
なんなの?早く言いなさいよ
けれど彼が口を開くことなく
目的の駅についてしまったーーー。
「はぁ、降りるわよ」
ため息と共に立ち上がり
一歩踏み出したその時
ガシッと腕を掴まれた。
「降りないの?」
「このままちょっと付き合ってよ」
そう言って私を引き寄せ
再び隣に座らせる
なんだか様子がおかしい?
私は結局また文句を言えず
静かに彼の言葉に従ったーーーーー。
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ずいぶん遠くまできた。
電車を降りて駅を出る
しばらく歩くとそこは
青い海原が広がっているーーーーー。