陽だまり笑顔の君に



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海から私たちの
アパートまで戻ってきた



「それじゃ…」


そう言って自分の家の
ドアノブに手をかけようとすると



グイッと引かれ
俊くんの家に引き込まれる



そのまま玄関で
俗に言う壁ドンをされた



「しゅ、俊くん!?」



驚いて目を見開く



「帰すわけねーじゃん」



そう言ってまたキスをする
まさかここまでとは…



「そんなドSだなんて聞いてない」



唇が離れた瞬間
すかさず口にする



「好きな奴限定」



「先が思いやられそう」



「今更、別れるとか許さねーからな」



そう言って私の頭をくしゃくしゃした
彼の笑顔はずっと変わらない



大好きな陽だまり笑顔
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